これまでの額装例
ご家族の思い出


今回は、おじいさまのご遺作の額装のご紹介です。お客様には、実は作品がまだ手元にない段階で何度か足をお運びいただいておりました。
お話をお伺いすると、亡くなられた画家のおじい様の作品の中から数点譲り受けることになったので、九州のご実家から届いたら額装したいとのこと。
作品が届いてからもう一度…とも思いましたが、お客様のおじい様を慕うお気持ちがとても伝わってきて、作品がないままでも、なぜか額の候補が決まっていくのです。今思い返しても不思議ですが、お祖父様が「これがいいよ」と囁いてくれたような気がします。
その後、作品が届き、同居のパートナーの方とご一緒にお越しくださり、お二人でマット紙を含めて最終決定。元々決まっていた額が驚くほどしっくりきて、どれもとても渋い素敵な額装になりました。
おじい様は独学で様々な手法を取り入れて、多種多彩な作品を残された方とのこと。いつもお客様を応援してくれる存在だったと仰っておられました。
お亡くなりになられた喪失感もまだおありでしたが、ご実家から遠く離れた土地で自分の道を生きていくお孫さんのことを、これからもきっと作品の中から見守られ続けるのだろうなと勝手に確信しました。
何かを飾るという行為には、そこに皆さんの様々なエピソードがあって心を揺さぶられることばかりです。
この度は大切な作品のご依頼、ありがとうございました。
これからもお二人で末永く仲良く楽しくお過ごしくださいね😊

先日、美しい水引細工を額装させていただきました。こちらはお客様のご結納の際に実際に贈られたお品物とのこと。
松竹梅や鶴と亀、寿の文字が立体的に作られていて大変見事です。
とても繊細でありながら丈夫な作品で、厚みも10㎝ほどあり、今回は特別寸法で額を製作し、スエードのマットにテグスで固定させていただきました。
ご両親が長い間、ご実家で大切に保管されていたそうですが、ご結納から数十年経っているとは思えない美しさで、ご両親の娘さんへの思いが伝わってきます。
「結納」という言葉を殆ど聞かなくなった昨今ですが、改めて日本の文化の丁寧さと美しさを感じました。調べると水引はその昔、宮廷への献上品に麻のひもを結んでいたことから始まり、「魔除け」の意味があるそうです。「人と人を結びつける」「ご縁を結ぶ」という願いも込められているとか。
伝統的な儀式には、やはりちゃんと意味があるのですね。
お客様は最近静岡に引っ越して来られたそうですが、きっとこの水引が静岡での良縁を引き寄せてくれるんだろうなと勝手に思いを巡らせました。
この度は大切なお品物のご依頼、ありがとうございました。末永く静岡の生活をお楽しみください😊

とってもかわいいパグ犬の作品を額装させていただきました。
夏休みの宿題で描かれたそうですが、あまりに上手にできたので額装をなさりたいとの
ご依頼でした。じっと見つめる目がとってもかわいくて生き生きとしていて今にも動き出しそうですね!
本物は提出してしまってコピーを取られたとのことですが、額装するととてもコピーとは
思えません。いつまでも今年の夏の思い出が残りますように、心を込めて額装させていただきました。

これから一人暮らしを始められる20代の息子さんが子供の頃に描かれた絵を額装して
サプライズでプレゼントしたいというお母さまからのご依頼でした。
遠く離れても、家族の愛を身近に感じられる暖かい贈り物ですね。
素敵なサプライズに関わらせていただき、ありがとうございます!息子さんのご活躍をお祈りしています。

お子様やお孫さんのはじめの一歩を飾ったファーストシューズと
よちよち歩きの可愛い頃の思い出を一枚に入れた例です。
おじいさま、おばあさまへの贈り物にされると大変喜ばれます。
もちろん、ご家族の大切な思い出としていつまでもリビングに飾っていただくのもおすすめです。
■は休業日です。
2025.03.31 Monday
月~金曜日
10:30~17:30
土・祝日 ときどき
(上記カレンダーをご覧ください)
日曜日 定休日
時間外も出来るだけ対応させていただきます
お気軽にお問合せください